最近、共感に関する話が、私が聞いているVoicyや周りでちょいちょい出てきたので、そういえばこの考え方面白かったよなあ、と思って共有です。(NFT全く関係ないです)
【参考】共感に関するVoicy
【雑談回】メンタルを安定させる方法@イケハヤラジオ
・・・イケハヤさんはご自身が共感力がないです、と言う話をされています。
【1875回】共感力があるのはいいことなのか?@澤円の深夜の福音ラジオ
・・・上記を受けて、澤円さんが共感力があることは良いことなのか?と言う話をされています。
感情的被影響性について
感情的被影響性と言う言葉をご存知でしょうか?心の知能指数と呼ばれるEQの中に出てくる共感力を3つの能力に分解した時に出てくるのが、「感情的温かさ」「感情的被影響性」「共感的理解」の3つで構成されています。
共感力 | 感情的温かさ | 人間関係の基本となる、人に対する温かい心遣いや接し方の事 |
感情的被影響性 | 周囲の状況への巻き込まれ易さ、人の感情への呑み込まれ易さの程度の事 | |
共感的理解 | 相手の気持ちに寄り添いながら話を受け取り、自分以外の人の気持ちを理解し汲み取っていこうとする事 |
周りの人や環境、社会の動向に共感してしまい影響を受けやすいと言う状況はこれら3つのうちに特に「感情的被影響性」が高い状態と言えます。良い影響を受ける際には良いですが、悪い影響(悲しい、辛いなど)も受けやすいため、この感情的被影響性を低くする、コントロールできると周りに影響を受けにくくなります。
EQは変えられる 〜ルクの例〜
このEQの面白いところは、先天的なところもありつつも、人は環境や仕事によって、このEQを変える事ができる、鍛える事ができると言うこと。かくいう私も、変えることができたうちの1人です。
社会人になりたての20年前ぐらいは、共感力も高いが、感情的被影響性も今思うと高く、人の話を聞いては、感情やメンタルが揺さぶられていました。今もそんなに強くないですが、過去はもっとお豆腐メンタルだったように思います。
変わったきっかけは、ちょうど10年まえぐらい、人事部に異動したことです。人事では色々な人と対応することが求められるため、1人1人に対して共感しながら、その人の状況に自分の感情まで持っていかれてしまうと、自分の心の体調が保てないことに気づきました。
そこで、上記で言う、感情的温かさと共感的理解は上げつつ、感情的被影響性は下げる、と言うことを意識的・無意識的双方で行なうようになっていました。具体的には面談をするときは、自分の前に一枚薄膜のバリアをつけるような感じで、親身になって聴くが、心には届かせないようにするイメージを持っていた感じです。
その甲斐あってか、人事部を離れる5年前ぐらいに測ったEQと来たばかりの10年前に測ったEQでは、自分が意識した通りの感情的被影響性を下げつつ、感情的温かさと共感的理解は高いと言う結果が出ました。
まとめ
上記の状況が絶対的に良い状況だとは私も思っていません。感情的非影響生が高い方が良いこともあるかと思いますし、逆に低いことによる弊害(感情が揺さぶられづらいなど)も時と場合によってはあります。状況に応じて使いこなせるようになると、自分にとって良いことが増えることもあるかと思うので、情報共有でした。
どなたかの参考になりましたら、幸いです。
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